この記事ではFX自動売買の詐欺にあわない方法について解説します。
TwitterやブログでFXの自動売買ツールを提供している方々がたくさんいます。
本来はシステム提供者と利用者の間でwin-winの関係を築く事が理想ですが、中には自分の利益のためだけに詐欺に働く人達も一定数います。
時おり、twitterやInstagramなどのSNSで華やかな生活や高級時計を見せびらかして、自動売買に誘導するアカウントを目にした事がありませんか?
今回は、
・FX自動売買の詐欺にあわない方法
・なぜシステムを提供する人がいるの?
という点について詳しく解説していきます。
当ブログもモニリバEAという自動売買ツールを無料で提供しています。
今回の記事を読んで、信頼する根拠があると思われた場合は当記事下部の案内ページから一読してみてください。
FX自動売買の詐欺にあわない方法
まずはFX自動売買の詐欺にあわない方法についてポイントを解説します。
良い自動売買ツールを求めている方は、以下のポイントを押さえておけば、「良い自動売買ツールの選び方」にも繋がるかもしれません。
バックテストの結果は盲信しない
FXの自動売買ツールを提供している人達は「バックテスト」の結果を公開している場合があります。
バックテストとは?
ツールを利用して、売買ルールが過去のチャートで有用性があるかは計測する事。
以下のような画像をご覧になった事があるかもしれません。
中には、「過去〇〇年間で1億円の利益を叩き出したシステム」「過去〇〇年間、一度も負けなし!」といった謳い文句で、バックテストの結果を華やかに装飾している場合もあります。
しかし、バックテストの結果を盲信してしまうのはよくありません。
かなり悪質な場合は、バックテストの結果を改ざんしていたり、チャートを先読みするロジックを組み込んでいる場合もあります。
つまり、バックテストとは端的に言えば、いくらでも数字を捏造できるという事実があるのです。

バックテストの精度が低い
もちろんバックテストを出している人の全員が詐欺というわけではありません。
バックテストは「売買システムが有効なのか」という事を検証する上で非常に優れたツールです。
自動売買の利用が中上級者になってくると、購入の前にデモ版を入手して実際にバックテストを行ったりする人もいます。
しかし、バックテストも利用しているシステムによって「精度」が大きく異なります。
というのも、バックテストを行うためには「ヒストリカルデータ」というデータを入手してくる必要がありますが、FX業者によってヒストリカルデータが異なる事があります。
ヒストリカルデータとは?
為替レートの過去の値動きを示したデータ
無料のツールでバックテストを行っている人もいれば、有料のツールを利用してバックテストを行っている人もいます。
・モデリング品質
・スプレッド(変動か固定か)
あたりは必ずチェックした方が良いでしょう。
モデリング品質とは過去のチャートをどれだけ正確に再現できるか?というスコアの事です。モデリング品質が高ければ高いほど実際の売買に近くなります。
スプレッドに関しては、「異様に狭いスプレッドでテストをしていないか?」「ロジックがどんな時間帯にエントリーするのか?」などもチェックすべきです。
FXの裁量トレードをされた方ならご存知かと思いますが、スプレッドはリアルタイムで変動します。
早朝の市場参加者が少ない時間帯や指標発表でレートが大きく動いた時は、スプレッドが広くなってしまうため、狭いスプレッドでのバックテストは何の意味も持たなくなります。

Tick Data Suiteの有料バックテストツールに関しては以下の記事をご覧ください。
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TickDataSuiteの使い方。変動スプレッドにてバックテストが可能。
続きを見る
売買ロジックを詳しく教えてくれるか
『提供している自動売買はどんなロジックですか?』
と、質問をぶつけてみれば、ただ提供して自分が稼ぎたいだけなのか、それとも真剣に自動売買ツールの開発や紹介に取り組んでいるのかがわかります。
逆張りか、順張りか、ナンピンをするか、損切はどれくらいか、デイトレか、スキャルか、スイングか
などなど売買ロジックを質問してみて、曖昧な質問しか返ってこない場合は注意が必要です。
もし報酬目的のためだけに自動売買ツールを提供しているのであれば、詳しく答えられないと思います。
ちなみに報酬の目的のためだけに自動売買ツールを提供している場合は、
・取引回数が多い
・ロットが大きい
・ナンピンをする
といった特徴があります。
口座が破綻してしまっても良いから、とにかくエントリー回数が多い自動売買ツールなどもあります。

フォワードテストを公開しているか?
こちらが1番信頼性の高い選ぶポイント(騙されないポイント)かもしれません。
自動売買ツールが本当に結果を出すシステムかどうかはフォワードテストの結果を一定期間公開しているかに尽きます。
フォワードテストとは?
実際の相場にて自動売買を稼働して得られるデータ
フォワードテストは外部のMyfxbookなどのサービスと連携する事によって、改ざんできない嘘偽りの無いデータだという担保になります。
フォワードテストは検証期間が長ければ長いほど信頼性が上がります。
例えば、ナンピンとマーチンを使うロジックは短期間では大きな成績を出しますが、荒れ相場が来たときに破綻してしまう可能性がありますし、トレンドフォローに強い自動売買はレンジ相場では結果が出ないけど、年間通して大きく勝つという事もあるかもしれないからです。
宣伝ではありますが、当ブログのモニリバEAもフォワードテストを公開しています。

以上がFX自動売買ツールの詐欺にあわない方法についてのポイントです。
SNSでは一部の期間のみの売買履歴を出したり、現ナマや良い生活を見せびらかして自動売買の利用を促しているアカウントもあります。
FXの自動売買は奥が深くて面白い世界なので、そういった悪意のある人達にイメージを汚されてしまうのは個人的には不本意です。
上記の点を踏まえて、ちゃんとした熱意のある開発者や販売者から自動売買ツールを手に入れるようにしてくださいね。
自動売買を導入するメリットについては以下の記事をご覧ください。
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FXの自動売買(EA)ってどうなの?導入するメリットとデメリット
続きを見る
そもそもなんで自動売買ツール(EA)を提供しているの?
『本当に儲かる自動売買ツールなら販売しないでしょ?』
という決まり文句があるかと思います。
しかし、安定した投資で月利5~10%でも出せれば非常に優秀なシステムだと言えます。投資の利回りだけで生活しようと思うと、元本が数千万円無いと達成できないという事がおわかりになるかと思います。
そのため、開発したEAを提供することによって、
・販売による売上
・IBによる手数料収入
を目的としているのです。
販売による売上
自動売買ツールを作成して販売している人達がいます。
自分で利用者の集客をして「直販」で販売している人達もいれば、以下のようなサイトに出品している人達もいます。
ゴゴジャンは自動売買ツールの販売プラットフォームの中では1番有名と言っても過言ではないでしょう。
ゴゴジャンでは自動売買ツールだけではなくインジケーターなども販売されています。
主に国内のFX業者を利用した設計になっているEAが多く証拠金は比較的多め(50~100万円)となっています。
上記のような販売プラットフォームを利用している場合は、審査などがあるため一定の信頼性が担保できます。
直販で購入する場合は、購入先が信頼できるかどうかは自身でのリサーチが必要となりますよね。

IBによる手数料収入
国内のFX業者はレバレッジが25倍と低く、自動売買を稼働して利益を上げるためには多額の証拠金が必要になったりします。
そのため高レバレッジの海外FXにて自動売買を稼働させたいという方もいるかと思います。
自動売買ツールの提供者の中には、
「EAを提供する代わりに、紹介リンクから口座開設をしてください。」
といった具合で、いわゆるIB(Introduxing Broker)報酬を目的に自動売買を開発している人達もいます。
国内FXの紹介の場合は口座開設1件で30,000円といった報酬体系ですが、海外FXの場合は顧客が取引を行うたびにスプレッドの一部が報酬として入るのです。
ポイント
指定のリンクから口座開設をしたからといってスプレッドが大きくなるなどの不利益は一切ありません。
EA提供者としては良いシステムを提供すれば、顧客が取引を繰り返してくれるます。
顧客としては無料で自動売買ツールを手に入れる事ができるためwin-winの関係を築くという前提があるわけです。
顧客が取引をすればするほど報酬が入るため、SNS等で詐欺を働く人たちは取引回数の多い自動売買ツールを提供しているというわけなのです。
以上がFXの自動売買詐欺にあわないための方法(良いEAを探すポイント)と仕組みでした。
当ブログもモニリバEAという自動売買ツールを提供しています。
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